研修プログラム
初期臨床研修を修了後、当講座での3年間の研修により、放射線科専門医を取得することが出来ます(医大放射線科・県内病院放射線科との合同プログラム)。その後2年間の研修で放射線治療専門医を取得することが出来ます。
福島県立医科大学附属病院で1年以上、下記の研修連携施設で1年以上の研修が必要となります。研修1年目は大学附属病院での研修となります。
研修連携施設
- 福島県立医科大学会津医療センター放射線科
- 会津中央病院放射線科
- いわき市医療センター放射線科
- 太田綜合病院附属太田西ノ内病院放射線科
- 大原綜合病院放射線科
- 白河厚生総合病院放射線科
- 慈山会医学研究所付属坪井病院放射線科
- 竹田綜合病院放射線科/放射線治療科
- 脳神経疾患研究所附属総合南東北病院放射線科/放射線治療科
- 福島赤十字病院放射線科
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1〜3年目
大学病院(総合修練機関)、もしくは、関連病院の放射線治療科・放射線診断科・核医学科において、放射線治療・画像診断・核医学について研修します。CT・MRIなどの画像診断の読影、PET-CT・SPECT等の核医学診断の読影、IVR検査・治療の実施、放射線治療(外部照射)・小線源治療・RI治療の治療計画作成・実行と患者管理、放射線生物学・放射線免疫学・放射線物理等の基礎知識の習得、放射線防護・緊急被ばく医療・法規・被ばく管理などの実習をします。
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4〜6年目
4年目の8月に日本医学放射線学会・放射線科専門医試験を受験します。合格後は、引き続き、大学病院、もしくは、関連病院の放射線治療部門において、更に2年間、放射線治療に特化した研修を行い、最短で5年目の3月に研修を終了し、翌年度(6年目)の8月に放射線治療専門医試験を受験します。
専門医取得までの流れ
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専攻医1年目(医師3年目)4月
研修開始。福島県立医科大学やプログラム連携施設で
放射線治療科・診断科の研修を受けます。 -
専攻医3年目(医師5年目)3月
プログラムの達成状況により、研修修了認定。
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専攻医4年目(医師6年目)8月
放射線科専門医認定試験
合格すると「放射線科専門医」を取得。 -
専攻医5年目(医師7年目)3月
プログラムの達成状況により、研修終了認定。
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専攻医6年目(医師8年目)8月
放射線治療科専門医試験
合格すると「放射線治療専門医」を取得。
実際の研修内容
指導医の監修のもと、診察、放射線治療計画の作成など、放射線治療を行うための業務を行います。
朝カンファランス
毎朝行います。当日初診の患者さんの治療方針を協議し、また作成された放射線治療計画を提示し、適切な治療かを評価します。
司会、進行は主に専攻医が行います。
朝カンファランス終了後、下記の業務を分担して行います。
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初診
患者さんを診察し、治療内容の説明を行います。治療の回数、日程などを決定します。
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放射線治療計画作成
放射線治療を行うための設計図をPCで作成します。
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照射中診察(水曜・金曜)
放射線治療中の患者さんの診察をし、適切な治療が行われているか確認します。
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腔内照射(症例のある月曜・金曜)
主に子宮頸がんの患者さんに対し専用の器械を使用した治療を行います。患者さんに直接処置をする、いわゆる手技的な治療です。